浴室背景を作る
前回は、洗面所と脱衣所のプロンプト検証をしたので
Stable Diffusionで家の背景を作るシリーズとして
今回は浴室の背景を作ってみます
浴室はタイルやバスタブなど特徴的な設備が多く
一見すると作りやすそうな背景ですが
実際には「お風呂に入っている状態」を自然に表現するのが難しい場面もあります
この記事では
・浴槽を中心とした浴室背景
・シャワー用の浴室背景
・入浴シーンやシャワーシーンを作るプロンプト
などを検証しながら
Stable Diffusionで浴室のシーンを作る方法を確認していきます
浴室プロンプトを指定する
それでは今回も桃崎ルナを立ち絵として使うわけですが
浴室ということで服を着ているわけにもいかないので、とりあえず水着を着せた状態で
背景プロンプトを検証していきます
使用するプロンプトはhome interiorとjapanese bathroom
出力結果がこちら

これだけではとても浴室とは言えませんね
なので、浴室に置いてあるものを指定していきます
さしあたっては湯舟は絶対に必要ということでbath tubを指定します

これだけでいきなりお風呂になりましたね
あとは浴室っぽいものを置いて行くわけですが
今回は一気に置いて、あとでいらないものを削っていきます
指定するのは
蛇口:bath faucet
浴室タイル:bathroom tiles
椅子:bath stool
洗面器:bath bucket
シャンプーボトル:shampoo bottle
出力結果

まあ、確かに全部映してるけど……という感じですね
ここからいらないものを削っていきます
まずは洗面器と椅子を外します
洗面器はそのままバケツとして出ることがありますし
椅子は表示することで画面が広くなる場合もありますが
バスタブの中に出てくることもあり安定しません

消した結果こんな感じになりましたが
明らかに浴室に不似合いな木製の壁やキャビネット的なのが出ていますね
全面木張なら問題ないですが、下にタイルが出ているので不自然極まりない感じ
この木製部分ですが、home interiorが悪さをしている感じがしたので
今回はresidential bathroomに置き換えました

とりあえずこれで木製家具が出てくることはなくなりました
家の中の施設だからと、home interiorを指定するのもよくないかもしれませんね
ちなみにシャンプーボトルは浴室っぽいので置いておいて問題ありませんが
たまに変なところに出たりするので
ちょっと弱めの(shampoo bottle:0.7)で出力しています
明示的にお風呂に入らせる
湯舟を指定するとルナが勝手にお風呂に入ってくれていたので問題ありませんでしたが

たまにこのように湯舟から出てくることがあります
お風呂場なので湯船から出るのは問題ないですが
常に湯船につかっていてほしい、という場合は
入浴用のプロンプトとして、bathingを使用するといいでしょう

bathingを指定すると湯舟に入ってくれるだけでなく
入浴してくれるので、それっぽいポーズをとってくれたりもします
さっきまでの湯舟の中にいるから、お風呂に入っている
という雰囲気になっていますね
from high aboveを使って上からの構図にすれば

こんな感じでの構図を作ることもできます
bathingを指定しておけば、とりあえず外に出ることは減るでしょうから
あとはアングルを利用して入浴シーンを作るとよいでしょう
シャワーを用意する
ここまでは湯舟を中心としたプロンプトを検証してきましたが
お風呂と言えば湯舟のほかにシャワーを浴びる場所でもあります
ただ、湯舟とシャワーを同時に指定するとかなりごちゃごちゃするので
今回はバスタブ用の背景と、シャワー用の背景で別々に指定します
とはいえ浴室のプロンプトと全く異なるというわけではなく
japanese bathroomとresidential bathroomとbathroom tilesは
共通で使用できます
出力結果

ここではまだ浴室と指定しただけなので
タイルぐらいしか映っていませんね
ここからシャワー要素を足していくために
シャワーヘッド:shower head
シャワーの蛇口:shower faucet
出力結果

こんな感じで、シャワーを登場させました
あとはおまけで(shampoo bottle:0.7)を追加すれば
それっぽくなるでしょう
シャワーを浴びさせる
シャワー用の背景に関しては、浴室とシャワーヘッドがあれば十分でしょう
できればちらっと映る程度にバスタブがあるといいですが
うっかり指定するとキャラがその中に入ってしまうので
そこは制御が難しいところです
しかし背景にシャワーヘッドがあるからと言って
それでお湯が出てくれるわけではないので、入力の時と同じく
showeringを指定して、シャワーを浴びてもらいます

これでシャワーが出せる背景さえ整えれば
showeringの指定でシャワーシーンを作ることができます

見える範囲を制限すると、よりそれっぽく映せます
ただこの際に注意が必要なのは
本来お風呂に入っているときは何も着ていないはずなので
たんにキャラとshoweringだけを指定すると
上半身のアップの構図ばかりになったりします
たいていの場合、顔のパーツや胸の大きさを指定しているでしょうから
そこを映すようにして、下に行かないわけですね
なので映したい部位、例えば足を映したいという場合は
そのものずばりでfeetと指定してあげると
ああ、足まで映すのか、という理解をしてくれるので足を出してくれます

もちろん足だけ指定して、姿勢を指定しなければ
このように座ってシャワーを浴びているという状態にもなります

足まで映すのなら、こんな感じで立ったポーズを指定しておくとよいでしょう
ちなみにほかの指定に押されて、showeringが効かない場合もあるので
その場合は(showering:1.5)という感じで
強度指定をしてあげるとよいでしょう
まとめ
今回使用したプロンプト
浴室(湯舟)
japanese bathroom,residential bathroom,bathtub,bath faucet,white bathroom tiles,(shampoo bottle:0.6)
浴室(シャワー)
japanese bathroom,residential bathroom,bathroom tiles,shower head,shower faucet,(shampoo bottle:0.7)
入浴用プロンプト
bathing
シャワー用プロンプト
showering
showering,feet
今回はStable Diffusionで浴室の背景を作るためのプロンプトを検証しました
浴室の背景を作る場合は
japanese bathroom,residential bathroom,bathroom tiles
などをベースにして
bathtubやbath faucetを追加することで
比較的簡単に浴室らしい背景を作ることができます
また入浴シーンを作る場合は
bathingを指定することで
キャラクターを自然にバスタブに入れることができます
シャワーシーンについては
shower headやshower faucetなどで背景を作ったうえでshoweringを指定すると
シャワーを浴びている状態を作ることができます
さらに表示したい部位をfeetなどで指定することで
上半身だけの構図になりすぎるのを防ぐこともできます
浴室は設備がはっきりしているため
比較的背景を作りやすい場所ですが
湯舟とシャワーを同時に指定すると構図が崩れることもあるため
用途に応じて背景を分けて作ると安定しやすいでしょう
背景生成を体系的に知りたい方はこちら
背景の作り方や構図の考え方をまとめた
Stable Diffusionで背景を作る方法まとめをご覧ください
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