Stable Diffusionで時間帯を指定するプロンプト検証
Stable Diffusionで時間帯を指定する場合
morningやnightといった単純な指定だけでは
意図した時間帯にならないことがあります
特に夕方や夜はモデルの影響を受けやすく
昼のような明るい構図になってしまうこともあります
そのため、時間帯の指定は単体だけでなく
補助プロンプトや色の指定と組み合わせることが重要です
この記事では、時間帯を指定するプロンプトを検証し
安定して時間帯をコントロールする方法を解説します
時間帯を指定する
今回は桃崎ルナをモデルに時間帯を指定するプロンプトについて検証していきます
まずは何も指定しない場合の出力がこちら

何もしない場合は昼の時間帯が多くなるので
今回は昼っぽい画像が出力されていますね
ここから時間帯を指定するプロンプトを検証していきますが
変化を分かりやすくするため、一旦背景を屋外にして試していきます
まず最初に試すのは朝の時間帯、morning

屋外なので日が出ているのがよくわかりますね
何も指定しなくても昼というか、光のある構図になるので
ここは問題ないでしょう
続いて、お昼の指定のdaytime

こちらも問題ありませんね
ただ、morningとの違いが、あまり感じられなくはありますが
単に光が欲しいなら、どちらか朝と昼で指定を分ける必要はないかもしれません
続いて、eveningで夕方を指定します

出力的には、日が暮れかけている
という状態になりましたが
実際のところ成功したのはこの画像だけで
あとの出力はほぼ昼と変わらなかったので、効きは悪そうです
最後に夜のプロンプトである、nightを試します

こちらは見ての通りはっきりと夜、という感じの時間帯で
画像が出力されます
ただ、nightの指定でも昼の画像が出てしまったので
モデル的に昼の学習が強くて、そちらに引っ張られている部分は多いかもしれません
夕方と夜の時間帯を補強する
検証の結果、朝と昼の指定は問題ないものの
夕方と夜は効きが悪い場合がある、ということがわかりました
なのでここは、時間帯を安定させるためにプロンプトで補助をします
具体的には、その時間帯に出てくるものを追加するということで
夕方であれば夕焼け、sunsetを追加します

するとこんな感じで夕焼けが映るようになり
画像全体が夕方の雰囲気になります
少なくとも出力した範囲では昼になったりはしませんでした
夜の場合も同じで、夜に出てくるものを追加してあげればいいということで
moonを追加したところ

こちらも問題なく時間帯が夜になってくれます
夜はmoonではなくstarでもよかったかもしれませんね
ここまでの結果により
時間帯を指定する場合は、その時間帯に出てくるものを指定することで
安定してその時間帯の画像を出力できることがわかりました
室内の場合はどうか?
ここまでは屋外ということで、時間帯の変化がわかりやすかったわけですが
では室内であればどうなるのか?
ということで、室内での時間帯を検証していきます
一旦朝の指定は置いておいて、昼・夕方・夜の指定を試した結果がこちら
昼:daytime

夕方:evening

夜:night

昼と夜はともかく、夕方に関しては全く効いている感じがしませんでした
また夜に関しても、室内のあかりで夜っぽさを出しているものの
外から日の光が入ってきている、みたいな出力も出てきたので
やはり安定して効いていく感じがしません
なので、夕方と夜に関しては、先ほどと同じように、sunsetとmoonで補強してやると
夕方:evening, sunset

夜:night, moon

このように、室内であっても夕方と夜の画像が出力されました
屋外でも室内でも、時間帯単体の指定はあまり強くないようです
色見で時間帯を表現する
夕方と夜に関しては補助用のプロンプトでそれっぽく見せることはできたわけですが
sunsetにしろmoonにしろ、指定するとそのものが出てくるという問題があります
具体的には出力結果に窓が出てきて、夕焼けや月を見せようとしてきます
そうなると構図が全部窓付きのものになってしまうので、困る場合もでてくるでしょう
ということで、次は色見で時間帯を指定してみます
まず夕方から、eveningにwarm toneを追加して出力してみます

出力的にはこんな感じで、少しオレンジがかった画像が出力されます
座っていると窓が大きく映るのであまり変わりない感じもしますが

姿勢を低くすると、窓がちょっとしか映らない構図もできるので
夕焼けを指定して窓が大きくなるよりは自由度が効くかと思います
同じ要領でnightにcool toneを試してみたんですが

こちらは一応出ないこともないけど……
という感じで効きが弱かったです
なのでもう少しきつい色で指定しようとdark blue toneを試してみたところ

一応は出ましたが、あまり効いている感じはしませんでした
夜に関してはtoneを指定するよりも
室内照明を指定したほうがそれっぽくできるかもしれませんね
まとめ
時間帯の指定は
morningやdaytimeは比較的素直に効く一方で
eveningやnightは単体では安定しない傾向がありました
そのため、夕方はsunset
夜はmoonなどの補助プロンプトを使うことで
安定して時間帯を再現することができます
また、色見を使った指定では
夕方はwarm toneである程度表現できるものの
夜に関してはtone指定だけでは効果が弱く
照明などの別要素で補う必要があります
時間帯は単体で指定するのではなく
複数の要素を組み合わせて調整するのがポイントです
今回使用したプロンプト
morning
daytime
evening
night
evening,sunset
night, moon
evening, warm tone
night, cool tone
night, dark blue tone
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